感染症内科|たまい内科クリニック|鎌倉市富士見町駅の内科・血液内科

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感染症内科

感染症内科|たまい内科クリニック|鎌倉市富士見町駅の内科・血液内科

感染症内科について

感染症内科について

感染症とは、環境中[大気、水、土壌、動物(人も含む)など]に存在する病原性の微生物が、人の体内に侵入することで引き起こす疾患です。
私たちの身の回りには、常に目に見えない多くの感染症を引き起こす、微生物(細菌、ウイルスなど)が存在しています。当院ではこれまでの経験を生かした、患者さんに合った最適な診断・治療を行っております。また、後述するワクチンで予防できる感染症もあります。

感染症内科の主な病気

高熱

何らかの微生物にかかる(感染する)ことにより高熱が発生する場合があります。原因となる微生物の多くはウイルスや細菌、まれに寄生虫などのこともあります。幼小児や高齢者、また何らかの基礎疾患を持つ方は重症化しやすく、入院治療が必要になることもあります。発熱の原因は感染症だけではありません。薬の副作用、腫瘍(がんやリンパ腫)、膠原病などのこともあります。

食中毒

食中毒とは、食中毒の原因となる細菌・ウイルス等が付着した食品や有害な物質が含まれた食品を食べることによっておこる健康被害をいいます。症状としては、主に急性の胃腸炎(下痢、腹痛、おう吐など)を起こしますが、発熱や倦怠感など風邪のような症状を起こすこともあります。

食中毒の分類

1.細菌性食中毒

細菌が原因となるもので、食中毒全体の約9割を占めます。

  • 毒素型

    細菌が食べ物の中で作り出す毒素が体内に入ることによっておこります。黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、セレウス菌などが原因です。

  • 感染型

    細菌が体内に入り、腸の中で増えたり毒素を作ったりすることによっておこります。サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、ウェルシュ菌、腸管出血性大腸菌、赤痢菌などが原因です。

2.ウイルス性食中毒

ウイルスが食品や飲料水を介して体内に入ることによっておこります。ノロウイルス、A型肝炎ウイルスなどが原因です。

3.原虫等による食中毒

原虫などが食品や飲料水を介して体内に入ることによっておこります。原虫(クリプトスポリジウムなど)、真菌などが原因です。

4.化学性食中毒

有毒・有害な化学物質が食品や飲料水を介して体内に入ることによっておこります。重金属(鉛、カドミウムなど)、農薬などが原因です。

肺化膿症

肺が細菌感染に起因して化膿することが原因で、これによって膿が蓄積されたり、組織溶解を引き起こし空洞を作ってしまう疾患を肺化膿症と言います。
初期段階では発熱や寒気、咳、胸の痛みなどが発生します。数日経過すると今度は膿性の痰が大量に排出されます。
通常は病原菌に有効とされる抗生物質を選択して投与し、排膿を促進させる治療法が採用されます。

感染症の治療

診断に際しては、じっくりと時間をかけて詳しく病気の経過を伺い、診察を行います。発熱に関しての原因を探すためには、血液検査やレントゲン検査と共に、患者さんから症状を十分に聴くことが大切だと考えます。
細菌による感染症の治療には、抗菌薬(抗生物質)が使われます。抗菌薬の使用量の増加に伴い、抗菌薬に効きの悪い細菌(耐性菌)が急速に増加しています。このような耐性菌を治療するだけでなく、生み出さない適切な抗菌薬治療に心がけています。

ワクチン(感染症の予防)

新型コロナウイルス感染症のワクチンで一躍脚光を浴びましたが、他にも肺炎球菌やインフルエンザなど、ワクチンを投与することで重症化を予防することができる感染症があります。また、ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんの原因となるウイルスで、世界保健機構(WHO)が接種を推奨しています。国内でも、自治体から接種対象の女性に積極的に勧奨されています。